9/24/2010

歌え!踊れ!生きるために…


私の居るサンディエゴという町は年中温暖なので日本のようにはっきりした春夏秋冬を感じることはありません。まあ強いて言えば冬と夏の差があるぐらいかな…。アメリカ情報とタイトルを付けたのですがここでアメリカ以外のお話をひとつ…。
私たちは本当に環境によって大きく生活を左右させられています。それも国によって本当に天国と地獄の差を味わう…。シネりんが協賛している「クロッシング」上映イベントも今日が本番ですがこの映画も北朝鮮の暗黒の部分を照らし出しそれに翻弄された家族の(実話に基づく)話でした。さて、今回はあるポーランドのアウシュビッツ収容所から生還したユダヤ人のおじいちゃんとその家族のホームビデオが話題になった話です。YouTubeの動画はすべて削除されていたので下のリンクをアクセスしたら動画アップしているサイトに行きます。(画像ギャラリーはこちら!)

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Video:Holocaust Survivor Dances At Auschwitz


海外のサイトではこのビデオに対して批判的な記事を書いていますが賛否両論巻き起こしたのはたしか。私はこのおじいちゃんが助かり、子供が生まれ、またその孫が生まれ…現在に至り、恐怖の場所に戻るが、みんなで歌い踊る!本当の勝利宣言のような気がしてなりませんでした。
みなさんはこのホームビデオ、どう思いますか?

追記。
この生き残ったおじいちゃんの御年89歳。Adolek Kohn さんは下記のようなことを話されています。
Dancing with his grandchildren in the place where his mother was murdered was the greatest triumph of his life, Kohn says. "Since then, I am no longer a victim. I survived. I won." Adolek Kohn

意訳)彼の母が殺された場所で彼の孫と踊ることは彼の人生で最もすごい勝利感であったことでしょう。コーン氏が言います。「あれ以来、私はもはや犠牲者でありません。私は生き残りました!私は勝ちました!」