12/23/2010

2010シネマDEりんりん忘年会無事終了しました。

   シネマDEりんりん忘年会集合写真2010


2010年も忘年会を無事にむかえて今年のシネマDEりんりんのイベントも、ひと段落。
来年も宜しく。と言うことで、サムライシアターミーティングルームにての集合写真です。

12/10/2010

2010楽生曾シネマDEりんりん忘年会

 2010楽生曾シネマDEりんりん

シネマDEりんりんに参加下さいましたみなさまへ
12月、 師走の忙しい時期をむかえている事と思います
が、シネマDEりんりんの忘年会を開催したいと思います。

ゲスト参加はございませんので、参加されるみなさま次第の盛り上がりとなると思います。
会場の都合で30人前後の忘年会になると思いますがみなさまのご参加お待ちしております。

なを、忘年会当日、7F試写室にて映像なども流したいと思います。
流したい映像等ございましたら、ご持参下さいませ。

☆ 日時:12月15日(水)
18時半受付開始・19時~22時くらいまで!    


☆場所:新宿サムライシアター
http://www.tm-t.net/
東京都新宿区新宿3-17-1 HN27ビル6F 
℡:03-5366-2947

☆会費:3000円

☆お問い合わせ&連絡先:
林康弘 ℡:090-9290-5143       
mail:hayashi6593@s8.dion.ne.jp または、 riririnorin93@ezweb.ne.jp      

楽生曾・シネマDEりんりんHPhttp://www.cinemaderinrin.com/ 

☆締め切り:基本的に当日参加も可能ですがそれ以前に定員30人になりました場合は締め切りたいと思いますご了承を!

12/06/2010

「ばかもの」プレイベント無事終了しました。

 「ばかもの」プレイベント無事終了しました。 金子修介監督と脚本の高橋美幸さんをゲストにばかものプレイベントトークを行ないました。金子監督の挨拶は、ばかものの監督、金子修介です。と始まり、この挨拶は、受けるときとすべるときがあります・・・から入りました。・・・今回はすべりましたけどもね(笑)。
 さて、今回、金子監督をゲストにお誘いする経緯で、以前、高橋美幸さんに、脚本家のゲストで来てくださいとお聞きしたところ、わたしだけでは心もとないと思うので、脚本を担当した金子監督の映画「ばかもの」の公開や宣伝媒体が用意できてから、監督をお誘いして見ます。と、言われました。そして、そのお約束通りの展開が25日にサムライシアターにて実現したのです。
 予告編につづき、わたしが、金子監督と高橋美幸さんを紹介して、ばかものトークを始めたいと思いますと挨拶(少し受けました).
まず、金子監督に何かお話を、と、振ると、金子監督から出た言葉は、高橋さんとは「プライド」でも組んで気心も知れているので、すんなり行くかと思いましたが、すんなり行きませんでしたね。・・・と、すると高橋さんは、ちょっと忌憚のない意見を言わせていただいて懐の深いところに思い切るぶつからせていただきました。すいませんとの返答がありました。
 高橋さんは原作が気に入り、脚本の第一項(すでに原作者から了解済み)を監督にみていただいたところから監督目線と脚本家目線の食い違いの話にすすんだらしい。
 ただ、その食い違いにも表現方法や現状の原作ものの映画化にいたる制約のようなものが作用しており、その辺のところから話を進めていかないと食い違いの部分を理解出来ないなもしれない。
 「ばかもの」を映画化するにあたり、どの様な経緯から始まったかについて金子監督は語られた。東北新社の会長、植村伴次郎さん(金子監督は植村会長の逸話を語られてから話を進めたが、その話は参加したみなさんの脳裏に焼きついた事でしょう)のところに友達の宮川一郎さん(水戸黄門の脚本家でホーマットを作った方)が何十年ぶりかに来社したらしいのですが、その時、「ばかもの」って小説面白いので映画にしたいね。と言う話が出たとの事です。では打ち合わせをしましょうかね?、と、12月12日に打ち合わせの約束を・・その打ち合わせの日に宮川さんがお亡くなりになってしまわれたと言うことです。
 そこで植村伴次郎会長は、これはなんとしても映画にしなければいけないと思い、あの奥山和由さんに、奥山君、これは是非映画にしてくれたまえ!と、話が進んだそうです。
奥山さんが脚本を依頼したのが、高橋美幸さんで、奥山さんは高橋さんぽい小説があるんだけども脚本にしてみないかい。と・・・その小説「ばかもの」が、どう、自分ぽいかは高橋さんは?的だったが、小説を読んでみると面白かったので、是非やらせてくださいと返事をしたとの事です。
 監督は金子さんが良いのではと言う意見が満場一致で決まり・・・そこから脚本家目線、監督目線の話に進んだということだそうである(脚本の段階では金子監督はまだ関わっていない)。
 金子監督は、最終的にはみんなが、良かったねと納得したことを前提に、勿論原作の 絲山さんも納得したことを前提として話します。と、続きを語り始めました。
 最近の映画化権を得た原作つきの映画には、昔と違い、監督の好きに原作を映画的にするいと言う風潮が行なえないと言う。
脚本の段階で原作者側に見せてみて、クリアして、初めて映画化へと向うと言うことを語られた。
その方法が良いかどうかは別として出版社側が原作者と原作作品を守ると言う前提のもと映画化が進んで行く様子だ。
 絲山さんの原作は以前荒井晴彦さんが脚本を担当した作品「やわらかい生活」(廣木隆一監督作品)で原題「イッツ・オンリートーク」を変更したことにより、脚本家と原作者の争いとなる絲山秋子#映画脚本を巡る訴訟にまで発展した経緯がある。
 そういう予備知識のもと、金子監督の話は進んでゆく。
金子監督が脚本を読んで変更したいと思う事をプロットの形で高橋美幸さんに渡す・・・しかし高橋さんは原作通りでもないし、わたしの思案とも方向性が異なるとの意見を金子監督に投げかける。
 そこで、金子監督は絲山さんの住んでいる高崎に向かい、小説の流れで主演の二人の関係が長い間と言う時間的な曖昧な表記をしている原作の箇所を、具体的に時間軸で区切り10年として、85年の御巣鷹山から始まり、95年の地下鉄サリン事件までとして表したいとの話をしたところ、絲山さんはそうではなくそういう全員が関わることではなくて全体的に、現代のはなしであると言うことを述べたと言う。全体が現代、すなわち出会いから始めると主人公達がふたたび再会するのは未来になるのか?などと言うことを話の流れで思うが、文学者であり天から降りてきた事を書く天才なんだなと監督は絲山さんを理解して、では終着点を現在として関係が始まる時期を90年代として進めることでどうでしょうかと言う感じで流れをつくることに合意したと言う。
 高橋さん曰く、脚本の第一項を完成してOKを頂いた時もそうだが、個人作業でみんなで関わると言う事がそれまで無く、初めて話し合う形が形成されたのがこの時の事だそうです。
 そこから、まず、高橋さんと金子監督は主人公二人の出会いが秋休みか冬休みかと言うことで食事をしながら3時間くらいの論争で新たな脚本作りに進んだという(秋休みって聞いた事ないですよとは高橋さんの意見。まあ金子監督の秋休みとは冬休みだと正月を描くだろうと言うことで冬ではない秋と言うことらしいです・・・わたしも秋休みに関しては初耳です(笑))。
 ただお二方の脚本作りは細かく詰め大事に進んで行き、この映画の全体像と言う視点、大俯瞰の目で観た小さな地方都市高崎で起こる10年間の大恋愛のお話を形成して行くのだと言う事も、その話し合いの流れから徐々に徐々に形になったのではないかと思いました。
その視点がこの映画の新しいところでもあるテイストで、どこにでもいる若者・・・ばかものが初恋の女性に激しく棄てられ、それでも10年後にまた再開して成長し進んでゆく大恋愛物語、激動の動乱に揺れる大恋愛と言う映画は多々あるが、視点の置き所が、まさに絲山さんが言うところの全員が関わるのでなく、全体が現代の話となるのではないでしょうか・・・なんて事をトークを聞きながら思いました。
 他にも、10年の演じ方を10通りで演じるのですか?と言う、成宮寛貴さんに5段階で演じてくれとのお話を・・・・即ちチェリーボーイから彼女を受け入れる男に成長するまでと言う話で、その段階を演じるのは難しい演技でもあり、監督に成宮さんからの御願いとして順撮りで御願いしたいと・・・金子監督は分かったと言いながらも全然順撮りにならなかったとのエピソードもお話下さいました。
監督曰く成宮くんは、それでも素晴らしい演技をしてくれた。非常に良い奴だなと語られた(笑)
 逆にもう一人の主演、内田有紀さんについての話を伺うと、内田有紀さんの演じ方は、ともすれば男性が近寄りがたいほどの演技で、過激さを抑えて欲しいと思う演技、男目線の女性のかわいさと、女目線での表現による女性感情の話なども、金子監督と高橋さんからは伺うことが出来ました。
 また原作者が何故高崎にこだわり、高崎に住んで描いたかも、別の地方都市で表現しても舞台は良いかもしれないが、それ以上の表現がこだわりの部分で、描けるとも語られました。
高橋さん曰く、白依観音の使い方などが非常に良く現しているとの複線も話して頂きました 。
 それ以外でも、横道にそれ前回でコンビを組んだ作品「プライド」の裏話で、最近結婚した満島ひかりさんのお話やステファニーのお話なども同時に飛び出したりと参加されたみなさんはさぞや楽しめたと思います。
 他にも色々とその場のライブ感から出た非常に面白い話もありましたが、その辺は参加者のみなさまの胸のうちで消化していただきたい話題でもあります。
 今までにない視点から観た大恋愛映画「ばかもの」原作とは一味違うテイストの映画版を今年最後の〆の映画として足を運んで鑑賞してみてはいかがでしょうか!
都内では有楽町スバル座、シネマート新宿、そして舞台となる群馬県高崎市ではシネマテーク高崎とイオンズシネマ高崎で12月18日より公開です。
 勿論全国の2011年お正月映画としてロードショー公開ですので今月から来月にかけてお近くの劇場でご鑑賞下さい。年末は皆さん盛り上がるクリスマスなんかもあり、大恋愛をしたい季節でもありますしね。

12/05/2010

アメリカの企業の社長に思うこと!

最近、記事のネタになるようなことないかな…?なんて挙動不審な行動をおこしつつあるしずちゃんですぅ。(#^.^#)みなさんお元気ですか?
実は最近、「入社してきたドジな新人、実は社長だった」という記事を書いたのですが、この記事を書きながら、ちょっと思いだしたことがあるのです。


数年前に旦那の勤め先会社のご招待でPETCO PARKへサンディエゴ・パドレス対シアトル・マリナーズ戦を見に行った時のことです。
あんときのいのきじゃなくてイチロー(笑)


野球場のバッターボックスの後ろ側にあるスィートと呼ばれる部屋続きで観戦できる特別室に行きました。そこにはバッフェ風の食事が用意されており、お酒やジュースが飲み放題でした。はじめて、旦那の会社の人たちに会うということで、めっちゃ緊張していったのですが、どの人が旦那の上司なのかさっぱり分からない状態でした。(^_^;)
どうしてかというと、みなさん本当にフランクに会話しているんですよね。名前で呼び合っているし…。
ペトコパークのスィートルーム
メキシカンでしたがおいしかった!


そんなこんなで年輩のおじさんが話しかけてきて、「お嬢さんは歯の矯正を始めたらしいですね?」とか「(私の行っている)英語のクラスはどうですか?」などなど、我が家のすごくプライベイトな情報を知っていて私に話しかけてきました。これには驚きました!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/あとで旦那に聞いたら、その人が社長さんだったので、またさらに驚きました!


まあ、うちの旦那の性格、知ってる人はわかると思いますが、けっこう話しているんだな!きっと…私も旦那が、うちのことを会社で話しまくっている姿がすぐさま目に浮かんだのですよね。


でも、社長さん、いち従業員の家族のことまで、よく覚えているもんだと感心しました。
ちなみに、これが小さな会社だとわかるのですが、旦那を雇ってくださっている会社は全米に1000店舗以上持っている会社で、だいたいのアメリカ人なら知ってる会社です。



12/04/2010

スタバのおかげで在米特派員記者になりました <(_ _)>


2010年ももうすぐ終わるねえ。のんきにかまてられないよ!と横でせこせこ働く旦那を見ながら思うこの頃でして(-_-;)…仕事を探していました。それでとうとう、1年半ぶりにGET!若い働き盛り世代をターゲツトにしているのですけど、特に女性をねらって記事を掲載しているらしいです。それで記念すべき最初の記事がのりました。最近、スタバに行く頻度がおちました。なのにスタバの記事を書きました。それが認められての晴れて、掲載です。うれP--!


その記事にも触れているのですが、スタバの1号店があるシアトルに行った時に旦那が、「あの車はアンチスタバだぞ!」というひとことで、よくよく観察すると後方のバンパーに「友達にスターバックスを飲ませるな!Friends don't let Friends drink Starbucks」というような標語のステッカーを堂々と貼ってある車があったんです。

もとの有名な交通標語は「友達に飲酒運転をさせるな!Friends don't let Friends drive drunk」というもので、すごく有名な標語、それをもじったものです。
もうもう、旦那は大爆笑!

右の画像の通り、このステッカー、アメリカのアマゾンなどで売っているんですよね。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/

そんなことからアメリカのスターバックスのあたらしい試みを記事にしました。


題しまして「スターバックスでお酒が飲めるようになりまた!」

<(_ _)>

12/01/2010

ハムスターが運転する車っていったい…(^◇^)

サンディエゴも寒くなって参りました。でも日本ほどではないのかな…?
今日はうちの旦那が最近よく口ずさむラップ音楽について紹介します。なんでまた中年男がラップを口ずさんでいるのか…?実は今、アメリカで「チョーかわいいー!」という声高々のCMがあるのです。
トヨタのあのレクサス事故以来、トヨタ神話が崩れ去ったアメリカ―。この数年、日本車の性能の良さの認識が薄れ始めたころ、韓国車が街中を走る姿が目立ってきました!

まずYouTubeにありましたので見て!
http://chanshizu.blogspot.com/

すみません。これではありません(*_*;
気を取り直して…これこれ!



最初の動画を見たらわかりますが、すべて同じような作りですね。かわいすぎて車(KIA-Soul)にも興味がわいてきます。
韓国、おそるべし…(^_^;)

11/24/2010

アメリカの浮気用出会い系サイトってどうよ!(-_-;)

映画「危険な情事」より

映画でよく扱われるテーマ「不倫・浮気」。マイケル・ダグラスとグレン・ グローズが主演した、『危険な情事』から、またシネりんでお世話になった小栗康平監督作品『死の棘』などから怖い!とイメージを持つ不倫。
最近意外なアメリカの一面を知りましたので、ここでご報告させて頂きます。

Ashley Madison(アシュレイ・マジソン)という不倫(浮気)用出会い系サイトというのがアメリカにあるらしいですね。このアシュレイ・マジソンは堂々と浮気をしませんか?…と提案しているよう、トップページにはLife is short.Have an affair.と表示されています。そのせいか利用者の97%が既婚者です。あなどるなかれ、763万人もの会員がいるのです。

日本だけではなく出会い系サイトは国に関係なく氾濫していますよね。
需要があるから供給するという原理でしょう。それに拍車をかけたのはiPhoneやBlackBerryなどのスマートフォンの波及です。携帯からウェブサイトへ入り、簡単に出会いができるのは、秘密裏にちょっくら立ち寄れる気軽さが人気かもしれません。…でもその後のリスクはつきもの、危険度もそれなりにあるわけです。

創設者のNoel Bidermanノエル・バイダーマン氏
このwebサイトの会社はカナダのトロントにあります。2002年1月21日同社はサイトを立ち上げました。
創設者はNoel Bidermanノエル・バイダーマン氏(現会長)です。彼は奥さん一筋、浮気をしたことがないらしい(ウソかホントか…)アメリカのあちこちのトークショー(ラリーキングライブやタイラ・バンク・ショーなどなど。)でお目見えし、ちょっとした著名人になっています。

このサイトを批判する人も多い中、バンダーマンさんは結婚生活がマンネリ化もしくは上手くいっていないから不倫したいという願望が出てくる、何もうちの会社が結婚生活の破たんを助長しているわけでもなく、これは単なるプラットフォーム。と強気の姿勢です。


先日、TVのスイッチをつけるとアメリカでも人気のTyra Showテイラ・ショーをやっていました。ゲストにふくよかな体つきの美人な女性が出ていました。この女性、アシュレイ・マジソンに登録し、数日間で700通のメールを男性から受け取ったと告白、さてその後彼女が6ヶ月間でお付き合いした(不倫関係におちいった)男性は何人だと思いますか?タイラ自身もスタジオ・ギャラリーもその数を聞いて唖然としました。

その数、150人です!!(毎日6人と会ってたらしい。(*_*;)

離婚して寂しさを紛らすためなのかな?でも彼女はステディーなボーイフレンドがいるのですよ。それであとからそのボーイフレンドが何も知らずに登場。
彼は彼女にお詫びをしたいと言い、浮気をしました…と告白。それを聞いて彼女は「わたしも…150人と浮気したの!」\(゜ロ\)(/ロ゜)/

テイラ・ショーの中の150人切りの彼女とボーイフレンド(T_T)/

彼は驚きと共に彼女を抱きしめキスをしました。←この行動はどう説明がつくのか心理学を学んだ人は教えてください。\(゜ロ\)(/ロ゜)/

TV番組に登場するぐらい、批判の強いこのサイト、あなたはどんなご意見をお持ちですか?


11/11/2010

スターバックスコーヒー&映画



最初のスターバックス初体験はいつだったのだろう?
それぐらい日本でも定着しいるシアトル系カフェ。現在ではあまりにもチェーン展開しすぎてアンチスタバも出ているしまつですね。(*_*;  でもなんだかんだいってもスタバはアメリカ人の心を今もなおとらえています。そんなスタバを(まだ東京で住んでいる時)私が認知しだしたのはやはり映画からでした。

1999年日本公開の「ユー・ガット・メール」。また同じ時期に大ヒットドラマ「アリ― My Love」が日本のTVにお目見え、TVと映画で一気にスターバックスコーヒーの認知度が上がりました。ちなみにこのドラマや映画が公開される2年前に日本では銀座1号店がオープンしています。

当時のスタバに入るとアメリカの映画やドラマの主人公になった気分でTALLサイズのカップを片手に大人の女って感じ!とライフスタイルをバシッときめる瞬間だったなあと思い出されます。(相当ムリあり?(#^.^#)) まあそんなわけで日本人の特に女性の心をしっかりとつかんだスタバのマーケティング戦法は見事なものでした。


シアトルのスタバ1号店の前(スタバノマークは今のグリーンではなく当時のまま)


スタバ1号店の店内、本当に小さなスペースです。ここから世界へ…
       
ここでスターバックスコーヒーが出てきた映画(覚書)を記しておきます。
探せばまだまだあるかもしれませんが…( ..)φメモメモ

めぐり逢えたら "Sleepless in Seattle"
1993年公開 主演 トム・ハンクス、メグ・ライアン 

ユー・ガット・メール"You got mail"
1998年公開 主演 トム・ハンクス、メグ・ライアン

ファイト・クラブ "Fight Club"
1999年公開 主演 エドワード・ノートン、ブラッド・ピット

オースティン・パワーズ・デラックス "Austin Powers: The Spy Who Shagged Me"
1999年公開 主演マイク・マイヤーズ、ロブ・ロウ

デンジャラス・ビューティー "Miss Congeniality"
2000年公開 主演サンドラ・ブロック、マイケル・ケイン

アイ・アム・サム "I am Sam"
2001年公開 主演 ショーン・ペン、ミッシェル・ファイファー 

ターミナル "The Terminal"
2004年公開 主演 トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

プラダを着た悪魔 "The Devil Wears Prada"
2006年公開 主演 メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ

※公開年はアメリカ公開のことです。


さて、これからのスタバが出てくる注目映画は…

原作本(アメリカ版)

トム・ハンクスが主演する「How Starbucks Saved My Life(いかにして私の人生はスターバックスに救われたか)」です。

2012年の公開予定となっています。ハンクスの製作会社プレイトーンが製作するらしく、彼がいかにこの原作にほれ込んだかがうかがえます。ユニバーサル・ピクチャーズが配給します。この映画は、アメリカの大手広告代理店J・ウォルター・トンプソン社の元重役だったマイケル・ゲイツ・ギル本人によるベストセラー自伝を映画化。

原作本(日本版)
50歳を過ぎてから仕事はレイオフ、家族(離婚)もなくし、健康を害し、生きる術をなくした中年男の再出発を描いたもの。
何不自由なく育ち、一流の広告代理店の重役だった彼がスターバックスの一店員となり、トイレ掃除から人生の新たな生き甲斐を見つける話です。左側にあるように現在、翻訳され日本でも原作本が発売されているようですね。

本のタイトルは「ラテに感謝!」 
映画や実人生でスタバを舞台にどんな人生が展開されるか?楽しみです。(^u^)              
著者のマイケル・ゲイツ・ギルさんです。




11/06/2010

第43回楽生曾シネマDEりんりん「ばかもの」プレイベント

映画「ばかもの」より


秋も深まり映画鑑賞には、もってこいの季節となりました。
今月のシネマDEりんりんは12月下旬より有楽スバル座、 シネマート新宿他でお正月映画としてロードショー公開される 映画「ばかもの」のプレイベントです。      
この映画は第34回湯布院映画祭、ゆうばり国際映画祭2010、第24回高崎映画祭と各映画祭へ招待され話題を呼びました。

シネりんでは一般公開前に、金子修介監督と同作品の脚本を手がけた高橋美幸さんのダブルゲストをお迎えし、映画について 色々なお話をして頂こうと思っております。もちろんトークの後は、金子監督、高橋さんを囲んでの懇親会質問タイムも設けます。

シネりんでは今年最後のプレイベントとなりますので豪華にしめくくりたいと思っております。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。     

※参加定数が会場の都合で30人となります。定数になり次第 締め切りますのでご了承下さい。    ご参加のご連絡、早めにお願い致します。     


【小説「ばかもの」のワンシーン】

・・・ヒデは言う。「額子って終わった後の方がかわいいよね」
額子は突っ伏したままくぐもった声で言う…「ばかもの!」
芥川賞作家、絲山秋子原作の傑作恋愛小説「ばかもの」のタイトルは、作中こんな形で言葉になる―。     
主演の成宮寛貴さんと内田有紀さんの演技も素晴らしく、特に成宮寛貴さんの代表作になると前評判も高い作品です。また金子監督の演出も冴え渡っています!
絲山文学をみごとに表現―「デスノート」の監督、金子修介氏と「プライド」でも脚本を 務めた高橋美幸さんとの最強タッグによりあたらしい恋愛映画を誕生させました。

「ばかもの」公式HP http://www.bakamono.jp/     

詳 細~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆日時:平成22年11月25日(木)第4木曜日    
19:00~ 22:00
☆場所:新宿サムライシアターhttp://www.tm-t.net/
東京都新宿区新宿3-17-1 HN27ビル6F ℡:03-5366-2947
☆会費:3500円(トークイベント+懇親会(飲食込み)
※会費とは別に当日、「ばかもの」のチケット販売予定
☆ゲスト:       
金子 修介監督                  
×                  
高橋美幸さん(脚本)
☆聞き手:林 康弘(楽生曾シネマDEりんりん)
楽生曾・シネマDEりんりんHPhttp://www.cinemaderinrin.com/
☆お問い合わせ&連絡先:林康弘 ℡:090-9290-5143 
☆締め切り:基本的に当日参加も可能ですがそれ以前に、定員30人になりました場合は締め切ります。会場の都合などもありますので、なるべく早目のご連絡を!

「442 日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」プレイベント無事終了いたしました。

 「442 日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」プレイベント、無事終了しました。
 当初の予定では、すずきじゅんち監督にお越し頂きプレトークの予定でしたが、9月29日の自動車事故により、無理が出来ない状態と言う事で、配給・宣伝のフイルムヴォイスプロデューサー、生駒隆始さんに監督の代理でトークをしてもらいました。
 まず、生駒さんから出た話は、なんども聞かれると言うすずき監督の自動車事故について・・・すずき監督は「442」の同窓会が行なわれている会場に向う途中で事故に遭われたそうだ。重傷を負い、ラスベガスの病院にヘリコプターで運ばれたのだと言う。
 その「442の同窓会に向う直前まで生駒さんはすずき監督とメールのやり取りをしていて事故についての知らせはその日の夜に聞いたとの事、すでに東京国際映画祭、日本映画ある視点での上映も決まっていたので、大変なことになったと言う状況に・・・翌日にはすずき監督の婦人、榊原るみさんから直接電話があり婦人とは電話のやりとりが出来たのだと言う。
実は榊原るみさんも、事故の時には同乗していて腕の骨を骨接すると言う怪我をされているが、意識的にはしっかりしているので対応に奔走せざるおえない立場に、監督の方は重傷で、集中治療室に、ただ、事故の後の第一声として榊原さんに話された言葉と言うのが「日本に帰りたい」だったと言う。
 この時点での東京国際映画祭への参加は難しいのではないかと思えたが、ドクターストップがない限りは、恐らくすずき監督は帰国するだろうと判断し、帰国の方向で映画祭等の準備を進めることにしたと生駒さんは語られた。
 すずき監督の驚異的な回復力、集中力のなせる業で帰国、グリーンカーぺットは車椅子でしたが、27日の上映舞台挨拶には立って登壇し挨拶をこなした意気込みには敬服するしかない。
 裏話で、生駒さんからお聞きしたのは、その舞台挨拶時、正面からだと分からないが、真上から見ると頭に大きな傷口があり、その傷口を止めていたホチキスが、やっとはずされたくらいの状況だったと言う。ホチキスで止めると言うのが如何にもアメリカらしい大胆さだとの笑い声がシネりん参加者からもれた。
 さて、この辺で「442」についての話に・・・すずきじゅんいち監督は日活撮影所出進で、どちらかと言うとドラマの人である。
 「442」の前に「東洋宮武が覗いた時代」を昨年公開している。この作品がすずき監督のはじめてのドキュメンタリー作品でもあり、日系人を描いた作品の最初となる。宣伝配給の立場でここ数年、生駒さんはすずき監督の作品にたずさわり、前作と今回の「442」をくらべ2作目の方が素晴らしく応援したい作品に仕上がっていると言う。
 また、前作「東洋宮武・・・」で苦労した点と言うのが日系人についての認識の低さがあり、ご覧になられる年齢層と言うのがシニアの方たちと言う感じの年齢層だったと・・・・確かに、「東洋宮武・・・」の中でも、日系人収容所の話をアメリカの若者にふるシーンがあるが、歴史認識をしている若者と言うのが非常に少なく世代による歴史認識のレベルの低さを感じざるにはいられないとも思った。
 生駒さんは言う、今回の「442」は前作にくらべ認識させると言う点、それ以外でも非常にクオリティーの高い作品で、自動車事故に関しても今となれば非常に宣伝する側からすると宣伝効果も上がり、予想以上のパブリシティーも取れ、占めた!と言うことも、後日、監督に「まさに怪我の功名ですね」と話されたと言う。自動車事故の記事が週刊文春に載り、試写に来る方の数も大分増え、それ以降でもスポーツ紙やテレビで多く取り上げられている。
 すずきじゅんいち監督が渡米して10年、日本人としてアメリカで生活してみて、日系人の方とも関わる時間も出来、そんな中から日系人を題材にした作品を撮ろうと決意したのだとか。
 今作「442」と「東洋宮武」の大きな違いについて、私が思うのは「東洋宮武・・」の場合は当事者が存命ではなく、当時のことを知る方達が語る映画であるのに比べ、「442」は当事者達の証言があからさまに語られる、この事が非常にインパクト大で心に染みると思う。
 生駒さんも言う、人を大量に殺してきて、そのことについて家族にも語らずにいた真実を語るシーンや戦争後遺症に今も悩む姿など、今現在のこの方達の証言を撮らないと、この先、「442」の真実の証言を語る方がいなくなると言う意味では貴重なドキュメンタリー映画だと。
映画に出ている方達は85~90代半ば、ある意味、この先証言を撮るのは難しい・・・最後の証言ではないか! 
 生駒さんの「442」、映画自体の見所として、ネルソン・アカギの証言が一番泣けると、それ以外でも、スティーブ・シミズ・・映画の最初に出てくる人の証言やジョージ・サカトのドイツ人兵士を殺す話などが印象に残る語り部だったと言うことなので、昨日11月13日からのK‘s cinemaにて公開されている本編を公開中に、是非確認してみて下さいませ。
 プロデューサーとして今回は宣伝配給だが、本来は制作プロデューサーである生駒さんからはすずき監督と関わる経緯なども非常に面白く聞けたのですがそれに関しては参加されたみなさんの記憶の中に、来年には日系人3部作、第3弾、諜報・通訳の特別部隊ミリタリー・インテリジェンスサービスを描く作品に着手するとのことで、そちらの完成も待ち遠しい。
 「442 日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」全国でも随時公開となると思います。お近くの劇場で公開される時には是非足を運んでくださいませ。  



 

11/04/2010

沈黙シリーズだけじゃなかったスティーブン・セガール!

日本では沈黙シリーズであまりにも有名ですが
アメリカでは沈黙シリーズなんてないんですよ(^^;

普段あまりTVを見ないんです。アメリカのTVはCMが長すぎるし…相方は野球かアメフトかナースカ―(カーレース)しか見ない。それで普段はネットの動画サイトで日本のドラマを見ている方が多いかな…てなかんじ。(^u^)でも最近、相方が出張続きで夜もいない日が多く、これはチャンスと夕食後の9時以降にどんな番組がアメリカで放送されているのかザッピングしてみることにしました。

そして発見したのがスティーブン・セガール様!
番組のタイトルは"STEVEN SEAGAL LAWMAN"「スティーブン・セガールのロウマン」

A&E 33チャンネル 毎週水曜日、夜10時から12時まで1話30分を4話連続で放送中。

スティーブン・セガールは警官の制服を着ているのですが、どう見ても映画やドラマじゃない雰囲気―。そう、日本でいうなら「警視庁24時」みたいなリアリティーショーでした。

番組の中のスティーブン・セガール
彼は20年間もルイジアナ州のジェファーソンパリシュという町のシェリフ・オフィス(警察署)で警務行為の権限を与えられ働いているのでした。そう、映画俳優をしながらね。番組内でも合気道7段のすご腕と紹介!アメリカはユニークですよね。そんなことできるんなんて…。
まさしく映画のようなシーンさながらの麻薬所持者を追ったり、不審者を車で追跡したり…
すごい迫力です!\(゜ロ\)(/ロ゜)/また当地のスワットチームとも武器を片手に行動を共にします。

昨夜見た時は同僚のポリスが風邪気味で咳ばかりするので、スティーブはチームを連れて指圧診療所へ。さすがスティーブ、東洋に造詣が深く、自慢げに漢方薬のTeaを飲めば治ると、みんなにすすめるのですが、みな(大男たちが)こわごわ飲むんですよ。1人黒人のポリスはキティーちゃんの絵柄のカップで飲んでいて、その光景が微妙におかしかった!(*^。^*)
犯罪を追うだけではなく、ポリスたちとの交流や町のイベントのボランティア活動なども挿入され、日々の記録といったかんじです。

同行する警官もすべて現職の警察官

彼(スティーブ)はチームの中でもチーフの存在

大昔、セガールが来日した時に淀川長治さんとの対談で流暢な関西弁を披露していた場面を見たことあるのですが、どなたかそのときのビデオ、見せてくれないかな~~。

11月7日記:ちょっと追加したくなりましたので…( ..)φメモメモ

主人に聞いたのですが、プロバスケットボールの現役選手の
シャキール・オニール(Shaquille O'Neal)も特別代理警察官として働いているんですって。彼はアメリカではバスケのスーパースターなのです!現在ボストンでCelticsソルティックスのチームの一員です。それでオフシリーズに警察官をやっているんです。すごいことにこのような危険な仕事は全部無料奉仕!どこまで好きやねん!\(゜ロ
セガールもですがポリスアカデミーできちんと訓練を受けてやってるので本格的です!
やはり日本じゃ考えられないね!

彼は2m以上の身長があるので犯人はビビるでしょうね!

11/03/2010

州知事選挙一夜明けて!

これは大統領選のときの投票したらこのようなシールがもらえます!
昨日11月3日、アメリカにきて2度目の選挙日をむかえました。1度目は言わずと知れた大統領選。オバマ大統領の誕生です。今回はオバマ大統領誕生から2年、中間選挙となるアメリカの50州のうち37州の知事を決めるだいじな選挙と同時に全米で約160による問題となっていることがらを住民の投票によって決めるという住民投票です。この提案は州によって違うらしいー。わたしの住むカリフォルニア州はProposition19からProposition27までの8つの議題が出されており、YesかNoかで答えます。その8つの中で一番の注目がマリファナ(大麻)合法化の問いです。

こんな感じに問われます。(日本語の公式投票者ガイドから抜粋) 提案第19(Proposition 19)


連邦法ではなくカリフォルニア州法においてマリファナを合法化する。地方自治体に商業的な製造・流通・販売に対する規制および課税を許可する。州民発案による法令。


概要


21歳以上の者に私用マリファナの所持・栽培・運搬を許可する。財政的影響: 連邦政府・州政府・地方自治体の措置によっては、年間何億ドルもの税・料金収入が増加し、また年間数千万ドルもの矯正費用の節約となる可能性がある。




賛成
本法案に賛成票を投じることの意味: 
州法において、21歳以上の者は、私用マリファナを限られた量で使用および栽培できる。さらに、特定の条件下において、州政府・地方自治体は、マリファナ関連の商業活動の許可・規制・課税ができる。連邦法においては、これらの活動は違法のままになる。


反対
本法案に反対票を投じることの意味: 
州における現行医療マリファナ法で許可されていない限り、私用マリファナおよびマリファナ関連の商業活動のための所持および栽培は州法において違法のままとなる。


私は市民ではないので投票できないのですが以下の人は投票できます。


アメリカ国籍で18歳以上の選挙のある州に1年以上住んでおり囚人ではなく、重罪も犯していない者、またその州ではじめての投票になる者は有権者登録というものをしないと投票できません。申し込み方法は州ごとに違うようで、カリフォルニア州では申し込み用紙をWebサイトからダウンロードもできます。そして少なくとも選挙の15日以上前に必ず郵送しないといけないようです。


有権者登録書


上の書式をアップしたもの。けっこう書き込むところあり!




これは裏側のほう。これを折ってそのまま郵便で送ります。



下の方を見るとむかって左側は英語、右側がスペイン語で書かれています。

さて昨夜はほとんどの大手のテレビ局が日本と同じように選挙速報をしていました。うちの旦那は興味なく投票しませんでした。(意外にうちの旦那のように、この件に関してノンポリのようなアメリカ人も多いのですよね(゜.゜))

カリフォルニアの結果は71歳のジェリー・ブラウン元司法長官(民主党)が当選。2度目の知事になるそうです。落選した大手イーベイの元CEO、メグ・ホイットマンさんはスパニッシュ票(メキシコ人など)がとれなかったらしい。すごい選挙資金を自己負担で出したことも話題になっていたのに…(*_*;

そしてマリファナ(大麻)は否決されました。 







10/31/2010

余談:私たちのシアターアフター


"HEREAFTER"を見た感想を先ほど書きましたが、余談のヒアアフターならずシアターアフターの話を書きます。

実はうちの旦那と見に行ったら、スピリチュアル友人が2人、もうすでにシアターの中にいました。
彼女たちは一番後ろの真ん中あたりに座っていたので、あとから行った私たちは隣に座りました。

実はアメリカのシアターはどこでもそうなのですが後ろの方に身障者用のシートを少し確保してあります。映画のトレーラーが始まったあとで、めちゃくちゃ太ったアメリカ人のおっちゃんがバカでかいポップコーンや飲み物をかかえながら入ってきたのですが、なんと私の友人のうしろにセットしてあった身障者用のシートに座ってしまいました。私は気にしないように映画に集中したのですが…

さて映画の感想がメールで送られてきたのですが映画よりも、このうしろのおっさんで友人のRさんとMさんが盛り上がった次第で…^^; あまりにも受けてしまったのでおすそわけです。
こんなかんじ!

友人Rさんからのメール


マット・ディモン君は渋くなりましたよね。 我が家でも彼は人気者のようです。
あんな津波に実際にあったらしばらくは怖くて寝れないでしょうね。 恐怖は想像も
出来ません。 
…シーンの説明…
この時点で、後の超デカおじさんは大きなため息をついてまた椅子を押したので
Mさんが怖がってました。
私この時点で、後の超デカおじさんは咳祓いをして立ち上がる努力をしたんですが、
体重が重過ぎで、2度ほど椅子にころげ落っこちました。 で、また我々の椅子を押したんで
Mさんが「てめ~、もう、がまんできん」と言って、首を絞めてました。
超デカおじさんのその後の消息はわかりません。



友人Mさんからの返事
    
    さて 今日の映画。。結構好きです。
    最初の津波は、すごかったけど
    静かに流れる映画って好きです。     
    それにしても、後ろの太った方、馬のように 「ブルルーブルルー」と言う
    音も出してましたよね。ポップコーンが食べ終わった後に私も食べられる
    んではないか。。とはらはらどきどきしてました。


友人Rさんからのまたまたの返事


おお、Mさん無事でしたか。 映画館を出て姿が消えたのでひょっとしてあの超デカおじさんはMさんのタイプだったのか、、と唖然・呆然しながら帰宅しました。 
思い出すと結構いい映画だったと思います。 でも、あのテーマに興味がないと鯛が靴、履きますよね(たいくつ)。 ではまたね。おやすみなさい。

私たちのシアターアフターは色んな意味で楽しめました!

クリント・イーストウッド監督の新作"HEREAFTER"を見た!



今日はアメリカはHALLOWEENです。この日曜日の夕方から子どもたちは仮装して近所を練り歩くお祭りですね。うちの旦那が子供の時は枕カバーを片手に夕方5時から10時までの5時間を1人で練り歩き、枕カバーに入りきれないほどのお菓子が集まったらしいです。この快感は一度やったらやめられず、毎年楽しみにしていたとか…。\(゜ロ\)(/ロ゜)/大人になってからは今度は子供たちへあげる番です!チョコレートキャンディーと野球カードを買ってきていました。(^O^)/
このハロウィンは今ではすっかりイベント化した様相を呈していますが、そもそもは11月1日のキリスト教の「万聖節」(ばんせいせつ)の前夜の「ハロウ・イブ(Hallow Eve)」のことですべての聖人を祝う日。アメリカではこのハロウ・イヴが変化して「ハロウィン」になったらしいです。死者が帰る日としてもしられており、なんだか日本のお盆に相通じるものがあるなぁーといつも此の頃になると思ってしまいます。


さて、この日にクリント・イーストウッド監督の新作、「HEREAFTER ヒアアフター」を見に行けて感慨深いものがありました。アメリカでは10月22日より公開されていて興行的には良好だとか…。ちなみに日本は2月にロードショー予定です。

映画館の前のポスター(イマイチ写り悪くてごめんちゃい。)

UltraStar Cinema La Costa
良く行く映画館です。一番上にこの映画のタイトルがありますね!
すごいことに最新作なのに6ドルで見てしまいました。アーリーバードといって
朝の初回の上映は6ドルでOK。現在1ドルが80円なので単純計算をしても1人480円ですね。

また火曜日と木曜日は終日6ドルで見れます。通常は9ドル。いろいろと割引制度があるのでネットでチェックしてから行くのがいいかもしれません。アメリカで映画を見る時はぜひ。

さて本題の映画の方ですが一緒に行った主人には不評でした。(--〆)プロット(筋)が長すぎる編集の必要があるとか…なんやらかんやら(笑)。

でも私にはピタッとはまった映画でした。マット・ディモン扮するサイキックの能力のある青年が
その才能があるうえで、もんもんと悩む、そしてフランスとロンドンに住むそれぞれの主人公たちは
自分の経験を通じてHEREAFTER(死後の世界)に興味を抱いていく…サンフランシスコに住むマット・ディモンがフランスやロンドンに住む彼らと最後どうなっていくのか…?見てのお楽しみです。

さてうちの旦那に不評の理由がわかりました。
LAタイムスの記者のインタビューでこう記されてるのを見つけ、なるほど、アメリカ人の男性には理解できないかも…とも思いました。こんなかんじです。

マット・デイモンはちょっと気取って、この新作を「クリント・イーストウッドのフランス映画」と称し、またクリント・イーストウッド監督は「スピリチュアルな“チック・フリック(女性向けの映画)」と称しました。


みなさんもぜひ、見て判断して下さい。

10/24/2010

サンディエゴ・アジアン・フィルム・フェスティバル

今年もパンフレットはすごくかわいいデザインでした!

はやいもので10月も半ばになりました。10月と言えば映画のフェスティバル花盛りですね!
日本では東京国際フィルムフェスティバルが開催されているようですが200本の世界の映画が東京で見れるとあって規模が違うなあ…と感心しているこの頃です。
こちらもローカル色豊かにSan Diego Asian Film Festival が21日より1週間開催されています。私たち夫婦は昨夜23日に見に行ってきました。お目当ては我がシネリンでプレイベントをした「時をかける少女」英語タイトルは"Time Traveller : The Girl Who Leapt Through Time"です。



パンフレットの中の「時をかける少女」
こんなかんじで映画説明ありでした
















毎年、ミッションバレーというショッピングモールのそばのハザードセンターの映画館で開かれているのですが今年で11回目のフェスティバル、年を追うごとに観客にアメリカ人の姿が多くなってきている印象を持ちました。(4年前は確かアジア人が多かったように思えます。)


館内入ってすぐの手づくりっぽい布地のポスターの前で主人と

このフェスティバルのアンケート、入る時に手渡されました。
早めに行けたので映画館の様子をパチリ!約500席あったと思うのですが8割方入っていました。


ロビーではミニライブをやっていました!お祭りってかんじ♪

映画が始まる前、人気だったらしく人が結構待っていました。

映画館入口のところ、大々的にフェスティバルのサインが掛っています。

普段は普通の公開の映画を上映しています。


フェスティバルらしい入口のにぎわい!
さて、映画の感想をアメリカ人の主人に聞くと、とても楽しめた、また一つの作品であらゆる感情を感じることが出来たとのこと。まあ泣いたり笑ったりということでしょう。受けが良かったです。
前のアニメ版の評判がアメリカでも良かったせいか、沢山のアメリカ人が見に来ていました。
これからの日本映画は日本人以外の人が見るものとして認識を持った方がいいですね。

私たちはこの映画を見た後で1970年代初頭、私たちは何をしていたか?どんな青春を過ごしていたか?と話すことができました。そんな懐かしいことを話し合えるきっかけとなった映画だったと温かな気持ちになりましたよ。谷口監督、ありがとうございました!

10/06/2010

オバマ大統領も認めた442連隊

10月に入り秋めいてくるとイベントごとがいろいろと始まるなあ~とわくわくしてきます。(*^^)v
まずは今月のシネマDEりんりんの会合が映画「442日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」のプレイベントと決まり、もー待ちきれません状態!あっいや、私は今回は帰省できないので応援のみですが…^^;
私もサンディエゴで同映画を上映の時に鑑賞しに行きましたが、本当に素晴らしい映画です。

日本の血を引いたアメリカ人のアメリカでの貢献度はアメリカ人でも驚くほどです。武士道精神の教育を受けた者だからできる偉業だと思うのですが…。ぜひ、日本で公開されるというので、みなさん見てください。日本人として知ったほうが良いですよ!「442日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」の公式ホームページは こちら!

 最後にタイミングがすごくよく、Good Newsも飛び込んできました。10月6日(火)のニュースです。Los Angeles Timesに載っていたのですが、White House honors Japanese American WWII veteransという記事です。

意訳するとこんな感じです。

ワシントンからの報告です。
フランクリン・ルーズベルト大統領が日系アメリカ人を強制収容所へ収監せよと命令をくだしてから、ほぼ69年後になってこの火曜日にオバマ大統領は第2次世界大戦の日系アメリカ人退役軍人へ議会のゴールドメダル(勲章)を授与する法的なサインをしました。少数の日系アメリカ人退役軍人と議員は大統領執務室にてオバマ大統領が彼らに授与するメダル(勲章)の法的なサインに立ち会いました。422連隊と第100歩兵連隊の両方のモットー”Go For Broke"で知られています。それと同様に戦争のあいだ、軍事情報局には6000人の日系アメリカ人がいました。

91歳になるグランド市川さんは式典のあとで、こう言いました。「それは私の人生で一番すばらしいことです。」

1942年に市川さん家族はアリゾナの強制収容所へ送還されました。UCバークレー大学を卒業した市川さんは収容所に家族をのこし軍事情報部のために6ヶ月間、語学学校へ入学しました。そのあとオーストラリアとフィリピンの翻訳者として軍のために勤めました。

「私は何かを期待するというよなことはなかった。」市川さんは述べます。
「政府が私たちが行ったことに対し認めて下さったことに深く感謝いたします。」

以下、LAタイムスの記事では参加者のコメントがつらなっていました。

10/01/2010

祝・5周年記念!

前のブログが訃報なのに今日は祝ですか?と思われてもしかたがない…喜怒哀楽の世界に生きていると、いろいろとあるものなのです。(^^; さて、なにが5周年記念かというとわたくしごとで恐縮ですがアメリカへ移住して今日、(10月1日)で丸5年…ということです。

2005年10月1日、私たち母娘はアメリカに降り立ちました。娘は14歳、飛行機に乗ること自体も海外に行くのもはじめてでした。
そんな私たちは最初は何を見ても面白い…スーパー、コンビニ、郵便局、銀行、映画館 etc…


                  グリーンカード申請のための書類提出。
                  アメリカ移民局から最初の難関です!

              待ちに待ったグリーンカードはこんな感じで届きました!

…で、半年もすると、も―ダメです。わからないことだらけ、英語もわからん。もう楽しいと言う時期は通り越し、無力感、自信喪失、ホームシックと悪い方に悪い方にと自分を自分で追い込んでいくんです。そういう時に限って熱を出しERへ、追突事故を起こす、歯の歯肉の手術、等々いろんな嫌なことが次々と起こりました。
              
                        事故りました!(;;)
               
                  避難寸前、SDの山火事で町は閉鎖状態。
                   これ昼間の写真です!こわかった~!

そしてある人との出会いにより、在米3年目ぐらいから運が上向きに…。

まとめとして、この5年間での気づきは…

★何処に住んでいても幸福感は自分の考えによって作り出される。

★英語が出来ないから人と会話するのにナーバスになるのではなく、対話相手のその人のことがわからないという不安感がナーバスにさせている。(なので相手のことわかる努力は要!)

★いつも笑顔で大きな声で堂々と話すとめちゃくちゃ英語でも相手は耳をかたむけてくれる。

★日本に居たら絶対出会えない人に出会える!

★何年その国に住んでいてもその気がなければ言語を習得するのは難しい!

★アメリカに居ると太る!

気付き→行動。
そして現在に至っています。
                     ☆HAPPYな今のわたし☆      

9/30/2010

第42回楽生曾シネマDEりんりん「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」プレイベント・映画祭の季節


第42回 楽生曾シネマDEりんりん
「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」プレイベント☆映画祭の季節☆

季節は夏から秋へと移り変わりました。皆様いかがお過ごしですか?シネマDEりんりんも開催場所を新橋から新宿へと移し、新たな節目としてスタートを切ります。

さて、10月は文化的な祭典などが非常に多い季節でもあり、映画祭も然りですね。なかでも10月23日から31日にかけて都内で行なわれる映画祭の中でもひときわ大きい第23回東京国際映画祭が開催されます。この映画祭で戦後65年と言う節目である今だからこそ問われる作品「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」が東京国際映画祭、日本映画・ある視点部門で正式招待作品として上映されます。(アメリカではすでに上映され反響を呼びました。)

今回のシネマDEりんりんのイベントは当初、「442日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍のすずきじゅんいち監督をゲストにお迎えし、プレイベントトークを開催する運びでした。

しかし、10月6日発売の週刊文春や各マスコミでも報じられたとおり、監督はアメリカで自動車事故に遭われ重傷を負われました。シネマDEりんりんとしましては、当初の予定通り「442」のプレイベントを開催したいと思いますが今回は、三択にてのゲストトークという流動的な手段をとらせていただきますのでご了承下さい。(下記の詳細をご覧下さい。) 

なお、作品は一足先に東京国際映画祭で上映されますので鑑賞されてから参加されるも良し、トークイベントに参加されてから映画をご覧にもなるのも良しです。(11月13日から新宿k‘s cinema、横浜ニューテアトルをはじめ全国公開予定)「442」の予告編上映とトークショー後には懇親会も今まで通りございますので多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」の見どころ

この作品は第2次世界大戦中、日系アメリカ人で編成され、アメリカ史上一番多くの犠牲と勲章を受けた442陸軍部隊のドキュメンタリーです。
(2010年ハワイ、マウイ・フィルムフェスティバル観客特別賞受賞)
父母の祖国と戦う苦悩を抱えながら、アメリカ国内では人種差別とヨーロッパ戦線ではファシズムと戦った伝説の兵士達の今まで多くは語られなかった物語―。
日系アメリカ人として星条旗を背負って戦う自尊心と愛国心、そして二つの祖国との間で揺れ動く心の葛藤などを証言と当時の貴重な映像を交えて構成された作品です。
現在、退役された方々は80代半ばから90代と高齢となり、当事者たちによる証言は これが最後になるかも知れません。 それはまさしく真実の歴史であり心に迫ります。

詳細 は以下に~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆開催日時:平成22年10月28日(木)第4木曜日
                                   19:00~ 22:00

☆場   所:新宿サムライシアター http://www.tm-t.net/
         東京都新宿区新宿3-17-1 HN27ビル6F 
                       ℡:03-5366-2947

☆会   費:3500円(トークイベント+懇親会(飲食込み)
                     
 ※会費とは別に当日、「442日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」の前売りチケットも販売する予定です。こちらも宜しくお願い致します。

☆ゲ ス ト:ゲストは上記の事情により流動的な三択になります。
 
       ・すずき じゅんいち監督
 
       ・生駒 隆始プロデューサー(「442」配給:フイルムヴォイス)
 
       ・シネりん顧問&試写を観たメンバーによるプレトーク。

☆聞 き 手:林 康弘(楽生曾シネマDEりんりん)

☆会の詳細 :楽生曾・シネマDEりんりんHPを参照
                      http://www.cinemaderinrin.com/

☆お問い合わせ&連絡先:
   
         林康弘 ℡:090-9290-5143
                    mail:hayashi6593@s8.dion.ne.jp
                       またはriririnorin93@ezweb.ne.jp

☆締め切り:基本、当日参加も可能ですが、会場の都合などもありますので、なるべく10月26日火曜日までに参加のご連絡を下さい。皆様のご参加お待ちしております。 
 

訃報 「俺たちに明日はない」のアーサー・ペン監督

                      アーサー・ペン監督

私の大好きだった映画、「俺たちに明日はない」「小さな巨人」のアーサー・ペン監督が亡くなりました。アメリカ時間でいう9月28日(火)の夜、ニューヨークで家族に看取られての最後だったらしい。
奇しくも9月27日は監督の88歳の誕生日を迎えたばかりでした。CBSニュースによると死因は
うっ血性心不全。日本では「奇跡の人」の監督でも有名かな?

実に不思議なことにアーサー・ペンという監督は「俺たちに明日はない」でアメリカ映画界の新風を吹き込んだ監督、この映画の題材は本当にあった「ボニー&クライド」事件。去年の2009年は
クライドの生誕100周年、今年はボニーの生誕100周年です。

                  映画「俺たちに明日はない」より

この2人は極悪非道な銀行強盗を起こし、逃げまくっていたのですが、逃走中はいろいろな人たちに、かくまわれたようで…ファン(英雄視)がいたらしい。あの銃弾をあびた後、彼らは即死するのですが当局が見せしめのために2人の遺体と銃弾を受けた車(フォード)を一般に公開。すごい見学者の数だったとか…。^^;そして記念に車の部品を盗む輩まで現れたとか…。まあ話題豊富な歴史的な事件だったようで、これを映画にしない手はないとアーサー・ペン監督の名作が生まれたわけですね。
生誕100周年といえば黒澤明監督もでした。。。偉大なる監督が亡くなって寂しい限りです。

9/29/2010

「七瀬ふたたび」プレイベント無事終了いたしました。

 「七瀬ふたたび」プレイベント無事終了いたしました。
 今回は筒井康隆・作家生活50周年記念作品として10月2日より公開になる映画、「七瀬ふたたび」のプレイベントとして、小中和哉監督にお越し頂き、色々と公開前情報などをお聞きしました。
 二部構成と言う形をとり、前半戦トークを学生時代からの知人、河本隆さんに御願いし、後半戦を私、林が担当すると言う感じで行いました。
 自主制作時代(学生時代も含む)のお話では、その当時から小中兄弟と言えば知る人ぞ知る自主映画コンビで、兄、千昭さんが脚本、弟の和哉さんが監督と言う役割分担で自主映画制作をしていたと言うが、高校時代になると、お兄さん以外で、一つ先輩でもある手塚真監督などと作られる機会が多くなったそうである。
当時PFFを初め色々な映画コンテストがあり、今は存在しないが富士8ミリコンテストに、高校3年生の時、「いつでも夢を」、橋幸夫・吉永さゆりの曲をモチーフにした短編映画を応募してグランプリを受賞し、当時を知る河本さんは、この人は将来映画監督になるなと直感したと言う、審査員が、故・市川昆監督だったと言うからすごい!
 また、大学時代は黒沢清監督の後輩として立教大学の映研に所属していて、当時黒沢清監督はすでにOBであったにも関わらず、学生達よりも大学に通い、8ミリ映画制作をしていたと言う。
黒沢清監督の商業作品「ドレミファ娘の血はさわぐ」では、作品中の絡みのシーンで小中監督が出ているそうだ。
当時の自主制作映画では交代制で、仲間の監督作品に役者として出演していたそうで、自分が監督する時には同様のことを仲間に御願いしていたとか・・・まあ俗に言う内トラである(身内エキストラの略)。
 少し話が前後するが当時手塚真監督の派閥で制作された短編映画「おにぎりころりん」と言う矢野晃子さんの曲をモチーフに映像化したものがあり、小中監督がゴキブリ役で出演していたのだが河本さんの映画体験の中でも観た印象に強く残っているらしい、因みに、その作品は手塚監督の作品集のDVDにも収録されていると言う。
 プロデビュー作と言われている「星空のむこうの国」だけれども、半分自主制作、半分プロとしての作品であるらしく、当時はまだ駆け出し(売込み中?)の、小林弘利さんが脚本で、小中監督が原案、資金集めの為、当時の売れっ子の、新井素子さんにご紹介頂き、コバルト文庫から小説としてノベライズを出版し、資金ぐりをして、それがもとで、小説家・小林利弘さんが誕生した様ですが、現在は脚本家としても多くの作品に携わっていて、有名所ではデスノートのスピンオフ映画「L」や、アニメのエウレカセブンなどの脚本も手がけていて、当時からすごく多才であり、幅の広い話を構成出来たと言う。
 なので小中監督の、完全なプロデビュー作品は、次回作の大島ゆみこさん原作のファンタジー映画「四月怪談」になると言うことの様子 であります。
 そのほかにも、当時の自主制作事情にかんする話で、石井總互監督の話や犬童一心監督などの、そうそうたる自主制作時代の勢いのある話も飛び出したし、ウルトラマン・THE DEFENDER・アストロボーイ鉄腕アトムなどなどの監督作品についても盛りだくさん・・聞いていると時間を大分オーバーしそうな面白い話がつきませんでした。
 さて、この辺で本題の映画「七瀬ふたたび」の話に方向を戻そうと言うことで、バトンが私に回された。
 NHKの少年ドラマシリーズで筒井康隆作品と言えば、「タイムトラベラー(時をかける少女)」と「七瀬ふたたび」が、当時のSF好きには印象大であり、このシリーズを欠かさずに観ていたのも事実で非常に面白かったものだ。
この2作品、実はNHK以外の民放でも映像化はされていて、一番映像化されているのは「時をかける少女」の8回で、次に多いのが「七瀬ふたたび」で、今回の映画化で6回目となる(映画化は始めて)。
 少年ドラマシリーズの後半、小中監督の高校生時代に放映されて観た「七瀬ふたたび」は、多岐川裕美さん主演で、小中監督からすると、主人公の火田七瀬役を演じた中では大人びていてダントツのイメージだと言う。
勿論、七瀬を演じた女優は他にもいるが、ジュブナイルと言う枠で作られた七瀬は少女っぽさが残り、多岐川裕美さんほどのイメージが持てないと言うのが理由で、なるほどなと言う感じでもある。
 それに対してわたしの意見としては、今回の映画で、主人公を務める芦名星さんの七瀬のイメージも七瀬的で、特に「七瀬ふたたび」では、敵と戦うことにもなるので、大人びた雰囲気以外にも凛とした強さがある、そこの部分が七瀬のイメージにあてはまると思う
原作者の筒井康隆さんが言う「芦名星はもっとも七瀬らしい七瀬だ」と言う言葉が良く似合うとも思うのは、そんなところからである。
 そこで、「七瀬ふたたび」の映画化の話と筒井康隆さんの作家生活50周年記念との話をすると、実はこの映画化の話は、筒井さんの50周年として制作されたのではなく、たまたま今年が、50周年記念と言うことなので、その冠を頂いたそうだ。
 そしてここから、話は、「七瀬ふたたび」の脚本家の伊藤和典さんの事に移り、実は伊藤和典さんは13年くらい前にこの脚本(第一項)を書いていて、映画化したいと思っていたそうで、数年前、この映画の話の事で、予算を作ろうとプロデューサーの方が今回の予算の3倍ほどで、強気に考えていたが、予算を集めるのに苦労をし、大変な仕事でもあるので、色々考えた末、今旬の有名女優(色々候補がいた様子)と言う予算的なハードルを、これから旬になるであろう注目の女優で七瀬のイメージに当てはまるとし、数年前よりも進化した技術的な面なども加味して、一昨年あたりから映画化に動き出したと言う。
 余談で出た面白い話として、脚本の伊藤和典さんは知る人ぞ知る、押井守監督との付き合いが長くTVシリーズの「うる星やつら」から劇場版「機動警察パトレイバー」、「甲殻機動隊」まで、二人三脚で仕事を組んでいたのだが、両方とも犬好きで、お二方が仕事をしない様になった経緯が犬の事で大喧嘩して以来、仲たがいしていると言う「エッ?」、てな話も飛び出し、なんともな~なんて思いました。
それくらい、押井監督は現場にも犬を連れてくるくらいの方で、ある意味、犬公方と呼ばれた将軍、徳川綱吉にも通ずるところがあるみたいでした。
 で、話をまた七瀬にもどし、ストーリーのハショリ方やシャッフルと言う構成から、原作を読んで観るのと観ないのでは受け方が違い、原作を知る人が観ると後半の展開には唸るほど、なんと、こう来たかと言う凄い展開に行くのだが、原作を読まずして観た方達はどうなんだろう?、と言う疑問を、小中監督にぶつけてみたところ、小中監督も長い作品ではあり省略する部分とそうでない部分の構成が、どこまで初見の原作を読んでない人達に通ずるかの部分は試写の段階まで気になっていた事は事実らしかったが、初見の方が観ても分かる展開に作れた様子だったとの事で、問題ない作りです。との事だ。
 その他にもニュースとして、中川翔子こと、しょこたんが、この映画の短編、オープニングストーリーを初監督した話で、七瀬の少女時代を描いているそうだが、七瀬のお母さん役には多岐川裕美さんが出ているサプライズトークや、今日明日(イベント当日ですので、9月16日、17日)がその短編の編集作業の日にちとかで・・・お忙しいところお越しくださっていたのです。・・・誰もしょこたん初監督作品としての完成した作品を観ていないなんて言う本上映への色づけ話も聞けました。しょこたんは知る人ぞ知る、筒井康隆ファンでもあるだけに、七瀬の原点、「家族八景」が大好きで、そのファンでもあり、それをモチーフに、幼少の七瀬が持たなければならない心の強さと能力のトラウマをも描いてもいるらしいですね(楽しみ)。
 そしてトークの最後に小中監督に、この作品の見所を聞き、〆ることに!
 小中監督は言う、この作品は最初から敵と戦うところから始まるアクション主体の作品でもあり、サスペンスでもある、しかし、テレパスと言う人の心、人の内面、心象風景などを映像化している作品でもあり、いままでSF・ファンタジー作品を数多く創り上げてきた自分の原点とも言える手法から現在の技術的手法までを映像にしている点が見所とも言えます。とのことだ!その通り心の映像は何種類にも加工され幾つもの情報が一つの画面に映し出されるので、気を引き締めて心象風景をご覧頂きたい。
 「七瀬ふたたび」http://www.7se-themovie.jp/は10月2日より、シネ・リーブル池袋、シアターンN渋谷にて10月9日より、大阪・テアトル梅田ほか、全国順次ロードショー公開されます。
 みなさま、お近くの劇場で公開の際には是非、「七瀬ふたたび」をご鑑賞下さいませ!!