2/04/2012

在米英語学習者は映画「アーティスト」を見よ!

※映画「アーティスト」のラストの部分がわかるような文章を最後の方に書いていますので
注意して読んでくだされ。<(_ _)>



先週末、急に頭痛…それでも映画。

夕方から主人の友人夫婦(アメリカ人)とおちあって映画を見に行く約束があり、悩んだ挙句、我慢できる頭痛なので行ってしまいました。その映画のタイトルがあのアカデミー賞に各部門でノミネートされているフランス映画の「アーティスト」。体調不良で見たわりには、見ている間、頭痛は消え去りエンジョイ出来た作品でした!(^^)!
今回はサンマルコスという町のシネコンで見ました。
土曜とあって人が多かった!館内も9割がた入っていました。

この映画のことを次のESLクラス(英語のクラス)で宣伝しようと勇み足。その理由は…


サイレント映画だからです!!サイレント映画はあいだあいだにセリフを字幕で見せますが、この映画の字幕もいたってシンプル。ほとんど感覚で見れる映画です。一緒に行ったアメリカ人の友達も「よかったね!この映画ならすべて理解できるでしょ!」とちゃかされましたが、あなどるなかれシンプルなストーリー、サイレント映画なのにちゃんと万人の心をわしずかみにするエッセンスが満載なのです。なぜ私が若かりし頃に映画が好きなになったのか?という理由をこの映画は持っていました。もちろんネイティブな方々も大満足でした。

ペピィ・ミラー役の(べレニス・ベジョ)は今後の活躍大の女優さんです!

カンヌ映画祭でパルムドッグ賞を受賞したアギー君の名演を見るのも楽し♪
 設定は1920年代後半のハリウッド、主人公の無声映画スター、ジョージ・ヴァレンタインさんはトーキー映画になる映画の変革期についていけなくなります。なぜなのか…?(以下は私の解釈です!)

それは映画最後の場面にてスタジオオーナーのアル・ジーマー氏がジョージへの問いかけ、"Cut! Perfect. Beautiful. Could you give me one more?" 「カット!完璧だ!もういっちょうやれるかい?」
それに対し彼がこの作品のなかで初めて発する声 "With pleasure" 「はい、喜んで!」に全ての回答があるように思えました。それは彼の言葉が強いフランス訛りの英語だったからです。


ジョージ・ヴァレンタインとぺピィ・ミラーのタップダンスは圧巻!


英語学習しながらアメリカで頑張っているすべての方への賛辞のような映画のように思えて心がぽかぽかになりました。日本では2012年4月7日より全国順次公開です。

追記:
どんなに英語の単語やイディオムを覚えても発音に苦労するのは日本人だけではありません。世界中からアメリカへ移民してくる英語学習者たちも大変苦労しています。
そんな人たちへの賛辞なのかも…と思ったのは私だけでしょうか…?