5/03/2011

ラスベガスに新しくマフィアのミュージアム!

ラスベガスのトロピカーナホテル


夏休みがちかくなると、どこに行こうかと悩む人に朗報!ラスベガスに今年、新しい観光スポットとして早くも注目をあつめているふたつのミュージアムがあるのです。それはなんと、マフィアのミュージアム。



ちょっと古い記事ですが222日付け米国ニュースサイト「USA TODAY Travel」によると、マフィアミュージアムのひとつThe Las Vegas Mob Experience(ラスベガスのマフィア体験)」31日よりマスコミを対象としたプレオープンを開始し一般公開は同月の29日にオープンしたそうです。

場所は「トロピカーナホテル」の中(このホテルは
 かつて、マフィアのたまり場になっていたことで有名)。もうひとつのマフィアのミュージアムは今年12月の完成をめざし工事中だそうです。

ところで、ラスベガスとマフィアはきってもきれない関係ということは、ラスベガスを良くしらない人でも薄々お気づきのことでしょう。今のラスベガスの原型を作ったのはマフィアともいわれています。1940年代からネバダ州はギャンブルが合法化されていた地区だったので、そこに目を付けたマフィアがラスベガスをテリトリーにしていった、映画でもよく描かれる題材なのでおわかりでしょう。(^_^;)

ラスベガスのマフィアのなかでも有名なのはバグジーと言われた男、ベンジャミン・シーゲルです。この名前を聞いてピンとくる日本人はアメリカのマフィア事情に長けているか、ラスベガスの歴史を知っているかのいずれかの人でしょう。あのラスベガスで有名なフラミンゴホテルを建てた人物です。

話はもどり、ベンジャミン・シーゲルの娘であるミリセント・ローゼンさんなどなど、当時ラスベガスゆかりのマフィアの遺族が、このミュージアムに家族の思い出品や当時のホームビデオ、故人が所有していた車などのプライベートアイテムを寄贈もしくは貸与したことによって博物館が成り立ちました。その数、なんと1000点以上も展示しています。それにしても犯罪者の家族は日陰でこっそりと暮らすイメージでしたが、どうどうと公に顔を出して、歴史上の人物の家族だと公言しているような気がする。変な話だなあとも思います。山口組や稲川会、住吉会などが自分たちのミュージアムを作ったちゃったって感じ???日本ではありえないよなあとも思うこの頃です。\(゜ロ\)(/ロ゜)/



ここは展示物を見るだけではなく、当時のマフィアが陣取っていた町並みを再現、フォノグラムなどで立体的に見せるディズニーの技術をディズニーの技術者の協力により導入、会場内はタイムトリップしたようなアトラクションでマフィアの世界一色の作りになっているそうです。観客はここでミュージアムの名前の通り、マフィアになりきるインタラクティブ・セッティングを体験することになるそうです。USATodayの記事から想像するとラスベガスで有名なマフィアがフォノグラムで登場。マフィアを演じるのは、これまた有名なハリウッドスターたちです。(ミッキー・ロークやジェームス・カーンなど有名な俳優が協力。彼らは音声説明の協力もしています。)私たちは彼らの手下となって犯罪に手を染めるのか? 警察と協力し彼らを売り渡すのか?決定していくことによって自分の結末がどうなるのか体感することができます。もうこうなるとギャング映画の中に自分の身をおいているようなものですね!
日本では考えられない犯罪と隣り合わせだったラスベガスのダークサイドを描いたミュージアム、観光客にとって、これが吉と出るか…凶と出るか?私も機会があったら行ってみたいと思います。
追記/このミュージアムに行くまでの楽しみもあります。なんとサービスのホテルからミュージアムまでの送迎バスは当時の囚人送還用のバスを使用。ここまで凝るのもラスベガスならでは…?気になる一般入場料は39.95ドル、年間パスは99.95ドル。各種割引やセット料金などがあるのでHPなどで確認してみるといいですよ。