4/11/2011

2011年のJapan Film Festival in LA

会場はウェストハリウッドのビバリーシネマ

今年ももうきたかぁ…と感慨無量の面持ちで参加のジャパン・フィルム・フェスティバル。

去年のようにオープニングパーティに行けませんでしたが今回は映画を2本見るつもりでいますので良しとしてください。(^^;)そのうちの1本見てきました!それが「369のメトシエラ〜奇跡の扉」英語のタイトルが "The Neighbor" 

ちらっと出演されている西田さん(仙若さん)からわざわざメールを頂き、まあその前からすごく興味があったのも手伝って旦那と見に行ってきました。

けっこうアメリカ人のお客さんが入っていました!

脚本・監督・編集すべて小林ご兄弟(小林克人さん、健二さん)で作られた映画。なんと驚いたことに初作品にして、ぴあ映画満足度ランキングの1位に輝いた作品。

トレーラーや広告を以前に見たときに隣に住むおばあちゃんから突然、「あなたの妻になります」と宣告されたら…というどうもソソラレル点が恋愛映画でも怪奇映画でもコメディーでもファンタジーでも当てはまらないような映画?と好奇心をくすぐるわけでして…。でも見終わって納得!ちゃんと人間というものを描いている映画でした。

上映前に監督のご挨拶があり、またまた驚き!なんと彼らは助監督をした経験もなし、自主上映用の映画を作った経験もなし、したことは黒澤明作品を何度も見まくり、自分なりの映画の勉強をしたそうです。そして映画ファン以上の熱い思いを映画に注いでいらっしゃる…。すごいなあと感心のしっぱなしでした。(^◇^)
小林監督兄弟の上映前のごあいさつ

子供の頃から映画は生活の一部となっている相方(アメリカ人)も大の黒沢映画ファン、上映終了後の監督へのごあいさつの時に黒沢映画で話が盛り上がっていました。
相方の感想はずばり…「彼らのグレートファーストムービーだったね!よかったよ!」

監督とうちの旦那とあちき♪

今年の映画祭のパンフレット

そそる作品が目白押し!

私は帰ってからこのタイトルの意味が異常に気になりちょっと調べてみたのですが…下記の忘備録として書いておきます。

メトシエラ(Methuselah)…旧約聖書の創世記5章にメトシエラという人物が登場する。
彼はノアの箱船で有名なノアのおじいちゃんにあたる人。信仰深く969歳まで生きた聖書の中で一番の長寿者。

369…映画では部屋番号となっている数字。でもなして369なの?監督のブログでも明かさずです。推測するにはメトシエラおじいさんが亡くなった後すぐに洪水が起きてノアの箱船に乗ったノアがそのとき600歳。969歳のメトシェラじいさんと600歳のノア…。そして世界は洪水によって一変する。969−600=369ということですかねえ。なんだか意味不明ですので知ってる方、教えてください。