4/13/2011

「CRAZY-ISM クレイジズム」プレイベント無事終了しました。

 第47回楽生曾シネマDEりんりん「CRAZY-ISM  クレイジズム」プレイベント無事終了しました。

 今回のゲストは映画「CRAZY-ISM クレイジズム」の、窪田将治監督と出演の草野康太さん。窪田監督は最多の3回目のゲスト出演であります。今回は東日本大震災の自粛ムードの中、色々と検討しましたが、普段通りの開催となり、サムライシアター新宿支配人より、余震などの注意事項がイベント開催前にインホメーションされた後で始めることになりました。いつも通りのスタート、まずは予告編の上映からです。
 予告編上映の後、出だしは窪田監督の前作「失恋殺人」の話題からの切り口わたしが伺いました。「前作はスケジュールが合わなかったですけども今回は宜しく御願いいたしますね」に対して、いきなり窪田監督のつッ込み、「スケジュール・・呼んでくれなかったんですよね」などと・・・まあ、その前作の映画の時は事実窪田監督の映画「失恋殺人」と篠原監督の映画「ラムネ」がほぼ同時期に、その辺のところにつッ込みがはいりました。さすが窪田監督、手厳しいです。
 そして草野康太さんと言えば、前作「失恋殺人」でも窪田監督作品に出演し、橋口亮介監督の初期作品「二十歳の微熱」や、「渚のシンドバット」など、その他多数出演している役者さん、窪田監督は「失恋殺人」の前から草野さんを探していたそうで、一時期事務所に所属しておらず、偶然にも前回作品で草野さんの宣伝材料を目に留め「失恋殺人」「CRAZY-ISM クレイジズム」と続けて出演して頂く事になったそうです。
 さて、ここで、わたしが失言をしてしまいました。わたし、「草野さんは、先ほどの予告編に出ていなかったですよね?」に対して、窪田監督「いっぱい出ましたよ」・・わたし「出てました?・・・予告編の時、色々考えていたもので・・・出てましたね。出てました(汗)。すいません」となりました。
草野さんの今回の役どころが悪役、闇金の社長で、最初「CRAZY-ISM クレイジズム」のポスターを観たとき、あまりにも前作での明智小五郎とイメージがかけ離れていて何処に草野さんがいるのか分からないくらいだったと言うのも踏まえて、今回の役どころのイメージとかを窪田監督に聞いてみた。
すると窪田監督、草野さんの役柄、闇金社長は窪田監督の映像会社の事務所があるビル内にいる怪しい、多分見るからに闇金だろう(笑)と言う人をイメージして草野さんに演じていただいたとの事で、本来、窪田監督は個性の強い役者さんよりも、あまり個性の強くない役者さんを好むと言う、で、草野さんのような方が好みの役者さんで、色々な役柄を演じさせたいと言う演出側のイメージをかき立てる役者さんとのご意見がでまして、次回作でも草野さんには出ていただきたいとも語られた。
 その個性の強くないに対してわたしが草野さんに「普段の草野さんてどんな感じなんですか?」と聞くと草野さん「ホント個性のない感じです(笑)」の冗談に場内が爆笑しました。
草野さんは続けて言う「役者を長年続けていけるのも色々な役を演じ自分の中にこんな役も可能なのだと言う再発見があるからですね」と語られました。そんな草野さんの趣味は写真だと言う。
ここで「CRAZY-ISM クレイジズム」を作るにいたる経緯を窪田監督に聞いてみた。ある打ち合わせの席で映画「スリーカウント」でご一緒させて頂いたネオプラスさんの佐藤社長と、また何か映画やりたいですね?と言う話が出てネオプラスさんと言えば女子プロ団体のアイスリボンを抱えている会社でもあり、佐藤社長、「うちの道場が使えるからそこを使いなにかしませんかね。」と言う話の流れから、では密室劇なんてどうでしょう。面白いね。と話が進んで今回の案を練り制作する事になったそうです。
 しかし、すぐに本を仕上げて動きましょうと言う段階で、ホントかどうかはさて置き、窪田監督が色々と心の傷が生じ、やさぐれて、予定より二ヶ月ほど遅れて撮影はスタートしたと言う。
まあ窪田監督いわく、そういうやさぐれた心境が、今回の映画・・・一口に悪いやつらの映画です。のストーリイーに影響していると言うことをお話になりました。密室&悪の話と言うことです。
 その他にもなかなか出番が少ないが有望な若手を使うと言う意図もこの企画にはあり草野さんたちベテラン人の闇金役と、主演の馬場良馬君たち追い詰められる若手がキャスティングされたそうです。
 撮影に関しても非常にタイトなスケジュールで、賞味5日間で仕上げることに、今までの話に出てきた密室などのシーンは2日間ほとんど寝ずの撮影となり、演じているはずの狂気がまんま本当の狂気に変わるほどのスケジュールだった様子。若手の密室が48時間と草野さんの闇金事務所の撮影が24時間と言う感じで進行したのだそうです。
 話の内容にはあまりふれずに少し天候についても聞いてみた。タイトなスケジュールと天候の問題は切るに切れない間柄でもあるが、今回はほぼ密室劇なので天候などには問題がなかったですか?の質問に対しても、密室以外のシーンで雨にやられて晴れのシーンを雨のシーンに変えて撮影した話や、役者に雨男が存在していた話なども出た。雨以外で演出的時間が掛かるシーンで若い役者さんの演技に時間が掛かったなどなどとあまり深く内容に入る事を省いて外枠の出来事などのトークを進行する感じで話を進めたところで、窪田監督から振られ、わたしの「CRAZY-ISM クレイジズム」を観た感想・・・なども色々と語らせていただいたが、その辺の話や窪田監督の全作品についての関りなどは、劇場で映画を観て頂、パンフを買ってもらえますとパンフに書かせて頂いていますので是非に。
 
窪田監督の最新作「CRAZY-ISM クレイジズム」ですが4月16日より、シネマート六本木にてロードショー、一口に悪いやつらの映画です。その映画の中に救いがあるのか?ないのか?・・・劇場でご確認下さい。
         
   「CRAZY-ISM クレイジズム」 HP http://crazy-ism.ne07.jp/